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       【11月6日】 Sandoll、火山高、東学 
      7時起床。窓のカーテンを引くと外は快晴。 
      
         
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          | ホテルの窓の外は空気が冷たそうだ。 | 
         
       
      シャワーを浴びて散歩に出る。こちらに来る前に言われていたほど空気は冷たくない。昌徳宮路で見つけた小さなスーパーマーケットで朝食代わりにリンゴを1個買う。1,500WON(約213円)は高いナ。 
      
         
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          | 昌徳宮路のスーパーマーケット。 | 
         
       
      走る車も歩道ですれ違う人も少ない昌徳宮路は黄色くなったイチョウの葉が散り始めている。 
      
         
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          | 未だ走る車も少ない朝の昌徳宮路。一方通行路だ。 | 
         
       
       
      
         
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          | 歩道に設置された映画館と劇場の案内板(らしい)。 | 
         
       
      昌徳宮路が鍾路にぶつかったところで右に曲がると宗廟市民公園。公園の木々も黄葉が始まっている。 
      
         
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          | 昼は老人達の憩いの場になると言う宗廟市民公園も今は人影がない。 | 
         
       
       
      
         
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          | 公園内の紅葉。 | 
         
       
      鍾路に近いところにベンチに座っている銅像がある。側の石碑に『横歩 廉想渉 像』とある。 
        廉想渉は韓国の小説家で横歩は号、本名は尚燮。1920年代から1950年代にかけて活躍した人で、韓国の自然主義文学の祖と言われていようだ。 
      
         
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          | 横歩 廉想渉 像。 | 
         
       
      宗廟市民公園の一番奥にもう一つ銅像があった。台座に『月南李商在先生像』とはめ込んである。何処で切って読めばいいんだ? Web で調べてみた。 
        李商在(イ・サンジェ 1850.10.26–1927.3.29)は大韓帝国の政治家で開化派運動家、日本統治時代の朝鮮の教育者・青年運動家、独立運動家であり政治家、言論人。忠清南道舒川郡出身で、高麗の学者李穡の子孫。月南は雅号。 
        1898年に安昌浩(アン・チャンホ)、尹致昊(ユン・チホ)、李承晩(イ・スンマン)と共に鐘路で万民共同会を開催した人。 
      
         
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          | 月南李商在先生像。 | 
         
       
       
      
         
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          | 李商在像の真後ろにあったレリーフは全て李商在に見える。 | 
         
       
      台北や盤錦の公園では将棋が盛んだったが宗廟市民公園では数カ所で公園囲碁だった。 
      
         
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          | 周りにいる人の方が煩いのは何処に行っても同じだ。 | 
         
       
      いったんホテルに戻り徒歩で Sandoll へ。晶慶宮(チャンギョングン)路を北にソウル医科大学の長い煉瓦塀に沿って歩いたがおよそ15分でサンドル社に着いた。 
         
        ドアチャイムを鳴らしたのが丁度約束の10時。 
        営業チームは既に知った顔ばかりなので直ぐに会議室で打ち合わせにはいる。 
        毎度のことだが打ち合わせはランチタイムを除いて午前中一杯と午後3時過ぎまで続いたが、幾つか結論を見ることができた。 
         
        営業との打ち合わせが終わった後はフォントデザインチームの部屋を訪問。お土産の「ユックモック」が韓国にないせいか大好評だった。 
        5月の訪問以降新人フォントデザイナーが5人入社していた。これではマネージャのLee Hoさんも大変だろう。 
      
        
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          | フォントデザインチーム。全員若い。女性の方が少し多かな? | 
         
       
       夕方までの時間はフォントデザインチーム全メンバー14人とフリートーキング。 
        5月にサンドル社を訪問したときにコメディアンの相手をした映像を見せられた。GounさんがCDにやいて持って帰れと渡してくれた。韓国の全国ネットで流れたそうでいい記念になるだろう。 
         
        後は私の経歴を知りたがったり、どうしたら良いフォントデザイナーになれるのかと言った素朴だが答えにくい質問に対応したり。彼らの熱い思いと視線を受け止めるには体力が要る。 
      
        
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          | フォントデザイナーのCha Gounさんから韓国湯飲み茶碗を頂いた。 | 
         
       
      フリートーキングも終わり終業時刻も過ぎて、営業チーム、フォントデザインチームの有志達と徒歩でテハンノ西側にある焼肉店「火山高」に向かう。外に出ると確実に今朝より冷え込んできている。     
      
         
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          | 路地を幾つか曲がってたどり着いた「火山高」。 | 
         
       
      ここは Sandoll の人たちがよく利用するというソウルの居酒屋で店内のストーブには火が入っていた。 
      
         
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          | 開店直後のせいか客は私達だけ。 | 
         
       
       
      
         
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          | 壁のメニューがハングルの縦書きだった。何故か『酒』だけが漢字だ。 | 
         
       
      柔らかくさっぱりした牛カルビは気をつけないと食べ過ぎてしまう。皿ごとのお代わりが何度も続き、食べるのに忙しくてゆっくり酒を飲むという雰囲気ではない。 
      
         
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          | ソウルの人達は毎日焼き肉を食べていると思っていたがそうでもないらしい。 | 
         
       
      食後もう少しマッコリやトントンジュを呑もうと「火山高」から「東学」に席を移す。 
        店内は韓国の田舎屋風で温々している床に座って今年6月に入社したという二人の新人Yoon Song-Yeonさん、Song Mi-Eonさんを相手に茶碗に注がれる韓国の濁り酒を楽しんだ。 
      
         
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          | 左からBruce Kwonさん、Song Mi-Eonさん、Son Yeon-Hongさん、Ko 
            Hyun-Namさん、Yang Jung-Hoonさん、Lee Hoさん、Yoon Song-Yeonさん。 | 
         
       
      Son さんと Song さんが同席したがこの二人の名前の聞き取りテストで肴にされてしまった。何度聞き直しても、ついに Son と Song を聞き分けることができなかった。 
      
         
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          | マッコリやトントンジュの肴になったチゲ、三枚肉、韓国豆腐。 | 
         
       
       
      
         
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          | ホンオフェ(エイ)と豚肉をキムチで包んで食べるサマプ。エイは強いアンモニア臭がある。 | 
         
       
       
      
         
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          | 瓶で供されるトントンジュも何杯目だろう、これも空ッポ。 | 
         
       
       
      
         
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          | 漢字の看板が珍しい「東学」の店先で。 | 
         
       
      「東学」を出たのは10時頃か、歩いてホテルに戻る。途中で2リッター入りのペットボトルの水を買う。1,000WON(約142円)。 
        メールと写真の整理、ブログをアップして12時就寝。 
      
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